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帝塚山中学校高等学校 キャリア教育講演会 報告(ダイバーシティ推進委員会)


 11月20日(水)午後, 東風上 奏絵先生による理工系研究者キャリア講演会を実施してきました.先方の希望もあって,東風上先生には2回講演していただきました.第1部は高校1年生の女子生徒(2クラス,80名),第2部はそれ以外の希望者(男子生徒も含む)が対象でした.ご講演のタイトルは「私の研究と進路選択の紹介」で,東風上先生が現在行っている研究内容とそれに至る進路選択についてのお話でした.「将来何になりたいかまだわからなくても,興味のあること・好きなこと・かっこいいと思うことを選択していけばいい」という,まさに文理選択などを考える学年の生徒さんたちへのエールを送られました.今回は夏の学校でロボット学会として体験デモで用いた「スタックチャン」を複数台用意して,実際のデモを交えての講演でした.スタックチャンが先生の講演内容を認識し,質問を生成するデモでは,生徒たちは大変興味深く見ていました.ChatGPTなど最近話題になっている技術が目の前で動くことがわかりやすかったと思います.

 第1部では,スタックチャンを見て「かわいい〜」,喋っている声やスタックチャンの表情にも「かわいい〜」と,いう声が教室内に溢れました.講演後は先生とスタックチャンを取り囲んで大盛り上がりでした.一般の人に興味を持ってもらうためには,デモで使うロボットの見た目もかなり重要だと改めて思いました. 第2部は,ロボット研究に興味を持つ生徒が多かった(Pepperをちょうど使っている生徒もいた)こともあり,東風上先生がPepperを研究に使っておられるのを聞いて,講演後に技術的な質問をしている様子が印象的でした.具体的な進路相談もあったようです.

 講演後,帝塚山中高の八尋先生(理科担当)と,女子生徒向けのロボットを用いた探究活動を展開しようという具体的な話も行いました.豊島岡女子学園での指導内容を全国展開する形で,スタックチャンを使ったテーマ設定をしていく予定です.

 

 

 

文責:上田 悦子