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活動報告2025:インテリジェントホームロボティクス研究専門委員会


2025年度 インテリジェントホームロボティクス(iHR)研究専門委員会の活動報告と今後の予定

委員長 田向権


1.活動目的:研究会

実際の現場で利用できるロボットソリューションを目指し,大学・研究機関・企業・現場が一体となって,1)現場で動くホームロボットに要求されるサービスの在り方の検討,2)技術の体系化とソリューションのパッケージ化,3)フィールド評価実験の標準化,について議論する場を提供する.
HP:https://www.i-homerobotics.org/committee


2.メンバー

  • 委員長:田向権(九州工業大学)
  • 副委員長:山本貴史(愛知工業大学)
  • 顧問:岡田浩之(東京情報デザイン専門職大学),佐野睦夫(大阪工業大学)
  • 幹事:大井翔(大阪工業大学),萩原良信(創価大学/立命館大学),水地良明(玉川大学)
  • 若手委員:Keith Cardenas Valentin(創価大学),坂巻新(玉川大学),シユレスタアロク(大阪工業大学),長谷川翔一(立命館大学),水谷彰伸(九州工業大学)
  • 委員(50音順):稲邑哲也(玉川大学) ,大橋健(九州工業大学),影広達彦(日立中央研究所),梶田秀司(産業技術総合研究所),川田浩彦(北陽電機),塩沢恵子(アドイン研究所),塩見昌裕(ATR) ,杉浦孔明(慶應義塾大学) ,田川潤一(パナソニック(株)),竹井義法(金沢工業大学),出村公成(金沢工業大学),中川友紀子((株)アールティ),中村友昭(電気通信大学) ,福田登仁(ウェストユニティス㈱),水内郁夫(東京農工大学),山川宏(全脳アーキテクチャイニシアティブ/玉川大学脳科学研究所/電気通信大学大学院)


3.活動内容

2024年9月から2025年8月までの活動を報告致します.日本ロボット学会学術講演会においてインテリジェントホームロボティクスのOSを24年度も実施致しました.5セッション33件の発表があり,活発な質疑討論が行われました.2024年11月30日,12月1日にはインテリジェントホームロボティクス研究会を開催し,競技とポスター発表と招待講演を行いました.2025年5月には,ロボカップジャパンオープンを全リーグが集まって滋賀ダイハツアリーナにて開催する事ができました.

HSRコミュニティ分科会では,ロボットの活用・情報共有・成果管理について活発に議論し,研究成果をロボカップや日本ロボット学会学術講演会で発表するなど,積極的な活動を進めています.現在,30拠点の大学や企業,約100人のコミュニティに成長しております.

ホームロボットは少子高齢化社会においてさらに重要度を増してきております.インテリジェントホームロボティクス研究会は,競技会を通じたホームロボットの研究や議論,技術向上と共有化を推進しており,今後も活動を継続したいと考えております.


3.1 2024.9-2025.8年度活動報告
1) 第42回日本ロボット学会学術講演会 OSセッション インテリジェントホームロボティクス
  • 日時:2024年9月3日~6日
  • 会場:大阪工業大学梅田キャンパス
  • 5セッション33件の発表があった.

 

2) インテリジェントホームロボティクス研究会
  • 日時:2024年11月30日~12月1日
  • 会場:玉川大学
  • 第3回インテリジェントホームロボティクスチャレンジ(競技)と招待講演・研究発表(ポスター発表)・講習会を開催しました.招待講演では寺田耕志氏(株式会社 Preferred Robotics),小野智寛氏(トヨタ自動車)の発表をしました.ポスター発表では,10件の発表がありました.

 

3) ロボカップジャパンオープン2025
  • 日時:2025年5月2日~5日
  • 会場:滋賀ダイハツアリーナ
  • @ホームリーグを開催した.ロボカップで参加人数が最も大きなリーグとなっている.

 

4) HSRコミュニティ分科会活動(通年)

HSRロボットの活用・情報共有・成果管理について,オンラインで活発に議論し,活用した研究成果を,ロボカップ大会やRSJ総合大会OSセッションへ投稿するなど,積極的な活動を進めている.現在,30拠点の大学や企業,約100人のコミュニティになっている.


3.2 活動を継続する意義

ホームロボットは今後の高齢社会において,重要な役割を担うことになる.インテリジェントホームロボティクス専門委員会は,ホームロボットに関する研究・議論を行う場であり,ロボカップ@ホームリーグやなどの競技会の活動を通じて国内外のホームロボットに関する技術の向上および,研究会活動においてホームロボット技術の共有化を行うことで,ホームロボットの実用化を目指しており,インテリジェントホームロボティクス研究専門委員会を継続する意義はある.また,若手委員を新たに立ち上げることにより,より活発的な活動を今後行っていく予定である.


3.3 2025年度活動経過および今後の予定
  • 研究会もしくはホームロボティクス講習会の実施
  • ロボット学会にてOSの実施
  • ロボカップ日本委員会,世界大会
  • HSRコミュニティ分科会活動の促進
  • 現状で,2025年冬に研究会及び@ホームロボット講習会/コンペティションの開催を予定している.


4.詳細活動レポート

HSRコミュニティ分科会活動

HSRロボットの活用・情報共有・成果管理について,オンラインで活発に議論し,活用した研究成果を,ロボカップ大会やRSJ総合大会OSセッションへ投稿するなど,積極的な活動を進めている.現在,30拠点の大学や企業,約100人のコミュニティになっている.