人工知能学会 学生編集委員
東京大学大学院 工学系研究科 松嶋 達也
RSJ学会誌vol.39 No.4 (2021年5月15日発行)には,日本ロボット学会(RSJ)浅田稔会長(大阪大学)(当時)と人工知能学会(JSAI)野田五十樹会長(産業技術総合研究所)の対談記事が掲載されています.2020年11月に行われた本対談は,坂本真樹教授(電気通信大学)がコーディネータとして進行し,両学会の学生編集委員が報告記事を作成しました.なお,本報告は,学会間の交流活動の一環として,JSAI学生編集委員が執筆した記事をRSJ学会誌[1]に,RSJ学生編集委員が執筆した記事をJSAI学会誌(2021年第3号,5月1日発行)[2]に交差して掲載しており,両方の記事を比較して読むことで,それぞれの学生編集委員会の考え方の違いが見られる企画にもなっています.
対談は,両学会それぞれの中心テーマである「人工知能」と「ロボット」に対する考え方の違いや共通点に関する議論から始まり,両分野の連携がどのように学術界全体に寄与するのか,人材育成のための教育のあり方や,意識・自我の理解といった内容まで,非常に幅広いトピックをカバーしています.近年,注目が高まりつつある人工知能・ロボティクス技術開発に関する現状を認識し,将来像を想像する機会となる対談となっています.
さらに,人工知能に関するウェブメディアであるAINowには,本企画に関わった学生編集委員による対談記事の背景や,両学生編集委員会の活動の内容をインタビュー形式で掲載していただきました[3].こちらも併せてご一読いただくと,より一層対談の内容をお楽しみいただけると思います.
[1] https://doi.org/10.7210/jrsj.39.335.PDFのダウンロードにはRSJ学会誌の購読者の認証が必要です.
[2] https://doi.org/10.11517/jjsai.36.3_354.フリーアクセスになっています.
[3] https://ainow.ai/2021/06/14/256001/