【活動目的】
我が国の人型ロボット研究における技術水準の向上、組織を超えて忌憚なく議論できるコミュニティの育成、真に有用な人型ロボット開発を追求する機運の醸成を目的とし、次の活動を行う。
- 委員間の勉強会(年4回程度)、重要と思われる研究発表の輪読 or 発表者ご本人を招待したセミナー
- 委員による初学者向け基礎セミナー&中級~上級者向けセミナー(ヒューマノイド・ロボティクス夏の学校)
- 勉強会およびセミナーの内容を含む学術誌特集号企画、テキスト発刊
- 学会員向けチャレンジプログラム企画、研究用プラットフォームや共用実験フィールドの検討
- コミュニティメディアの運営(ヒューマノイド・ロボティクス・コンソーシアム)
【メンバー】
杉原知道(オムロン株式会社) 委員長
森澤光晴(産業技術総合研究所) 副委員長
橋本健二(明治大学) 副委員長
鮎澤光(産業技術総合研究所)
小澤隆太(明治大学)
上岡拓未(株式会社本田技術研究所)
神永拓(産業技術総合研究所)
玄相昊(立命館大学)
田原健二(九州大学)
野沢峻一(株式会社MUJIN)
田﨑勇一(神戸大学)
中西淳(名城大学)
舛屋賢(東京工業大学)
水内郁夫(東京農工大学)
室岡雅樹(産業技術総合研究所)
山本江(東京大学)
Gentiane Venture(東京農工大学)
【2021年度活動実績】
2021/ 6/16 第14回会合 於 WebEX
2021/ 7/14 第15回会合 於 WebEX
2021/ 9/16 ヒューマノイド・ロボティクス2021夏の学校事前相談会 於 WebEX
2021/ 9/18 ヒューマノイド・ロボティクス2021夏の学校開催 於 WebEX
主な活動内容報告を下に記す。
研究会・会合
新型コロナウィルス感染状況が一層深刻化していることを受けて、会合は全てWebEXを利用してのオンライン実施とした。主要な議題と結論は次の通りである。
- ヒューマノイド・ロボティクス2021夏の学校
後述。 - Advanced Robotics特集号企画
後述。 - Humanoid Virtual Athletics Challenge企画
後述。 - 今後の勉強会実施方針
昨年の委員会での結論を受けて、勉強会実施は大幅にペースダウンした。今後の方針として、- 勉強会よりもライトな会合(情報交換会)を多めに行う
- 状況を見て見学会等を行う
ヒューマノイド・ロボティクス2021夏の学校
夏の学校を再開して欲しいというご要望の高まりを受け、WebEXを利用してのオンライン開催を決定した。二日間連続開催がここ数年の通例であったが、オンラインで集中力が継続できる時間を考慮して半日に留め、委員会外から特別講師をお二方お招きしての講義、ならびに全体でのディスカッションを行った。講義内容は、前年の参加者アンケートおよび委員会での議論を元に次のようにした。
講義1 ロボットシミュレーション・ソフトウェアの設計と活用(株式会社コレオノイド 中岡慎一郎先生)
講義2 強化学習によるロボット制御(株式会社Preferred Networks 前田新一先生)
参加者は過去最多の165名であり、ディスカッションも60分間白熱したまま終えられた。その後のフォローアップはヒューマノイド・ロボティクス・コンソーシアムのSlackチャンネルにて行っている。
Advanced Robotics特集号企画
田崎委員、室岡委員を中心として、”Special Issue on Online Motion Planning and Model Predictive Control”の特集号企画を進めている。11/11にCall for Papersを出した。要諦は次の通りである。
Special Issue on Online Motion Planning and Model Predictive Control
Co-Editors:
Dr. Yuichi Tazaki (Kobe University, Japan)
Dr. Kensuke Harada (Osaka University, Japan)
Dr. Masaki Murooka (AIST, Japan)
Dr. Adrien Escande (CNRS-AIST JRL, IRL, France/Japan)
Publication in Vol. 37, Issue 5 (March 2023)
SUBMISSION DEADLINE: 30 May 2022
Humanoid Virtual Athletics Challenge企画
田崎委員の発案により、人型ロボット研究者ならびに学生間の技術情報交換促進を目的とし、シミュレータ上での競技会を開催する。シミュレーションプラットフォームにはChoreonoidを採用し、開発者である中岡慎一郎氏にもご支援頂く。競技内容ならびに開催次第は次のウェブページにて公開している。
https://ytazz.github.io/vnoid/
要諦は次の通りである。
Application deadline: 15 November 2021 still open for later application
Preliminary challenge: 25 December 2021, online
Main challenge: 12 March 2022, online
現在までに11チームの参加登録がある。