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「ロボットをデザインして動かそう!」(3/3) 全6回後の発表会の報告


日本ロボット学会ダイバーシティ推進委員会 星野由紀子


東京大学情報システム工学研究室の協力により、全6回で、女子中高生が、どんなロボットを作るかということのデザインから行い、一通りロボットを作り上げてプログラミングを行うところまでを行う講座を実施しました。

豊島岡女子学園の中学3年生、高校1年生の希望者8人が講座に参加しました。

本イベントは、情報システム工学研究室の学生の研究の一環としても行われています。

11月の日曜日に行われる前半2回でロボットのデザインを行い、冬休み中に予定されている後半4回でロボット本体および行動を実装し、イメージ動画を撮るというのが今回のカリキュラムになっていました。


さて、このカリキュラムを通して、2台のロボットができました。友だちロボット「くろみつ」と居場所を作ってくれるロボット「柏木さん」です。この2つのロボットを去る2024年2月7日に豊島岡女子学園で行われた、Academic Day Finalというイベントでポスターおよび実演を含む発表を行いました。


日時:2024年2月7日(水) 11:50~12:30
場所:豊島岡女子学園内の教室にて


豊島岡女子学園のAcademic Day Finalは高校1年生、2年生を中心に、1年間行ってきた探究活動をポスターで発表したり口頭発表したりして、報告をするイベントです。他にもイベント参加報告や希望者の中学生が行う発表もありました。


今回の「ロボットをデザインして動かそう!」の発表は、イベント報告枠の時間帯で、2台で1つの教室を借り切って行いました。ポスターをそれぞれ作成し、ポスターの間に動画を流せるようにiPadを設置しました。

 


また、教室のプロジェクタを使って、口頭でも発表を行い、その脇で実際にロボットを動かして、「よくきてくれたね」「またね」などの挨拶を動きとともに行う実演も行いました。口頭発表では、ロボットをデザインするにあたって、どのようにコンセプトを作り、動画のシナリオを考えていったかを説明しました。

 


実際にたくさんの方が発表をきいてくれ、さらに動画もじっくり見て下さったり、ロボットに触れてみたりしてくれました。フィードバックもいただきました。

今回、11月からの長丁場でしたが、やったことをまとめるところまで行うことができました。この講座で興味をもった生徒の中には、ロボットで探究活動をしたいと考える人も出てきました。今後、参加したみなさん、この発表を聞いてくれたみなさんが、ロボット工学に少しでも興味をもってくれたらと願っています。

 

メンバーとロボットで記念撮影をしました。


以上です。