2024年度インテリジェントホームロボティクス(iHR)研究専門委員会の活動報告と今後の予定
1. 活動目的:研究会
実際の現場で利用できるロボットソリューションを目指し,大学・研究機関・企業・現場が一体となって,1)現場で動くホームロボットに要求されるサービスの在り方の検討,2)技術の体系化とソリューションのパッケージ化,3)フィールド評価実験の標準化,について議論する場を提供する.
HP:https://www.i-homerobotics.org/committee
2. メンバー
- 委員長:田向権(九州工業大学)
- 副委員長:山本貴史(愛知工業大学)
- 顧問:岡田浩之(東京情報デザイン専門職大学),佐野睦夫(大阪工業大学)
- 幹事:大井翔(大阪工業大学),萩原良信(創価大学/立命館大学),水地良明(玉川大学)
- 委員(50音順):稲邑哲也(玉川大学) ,大橋健(九州工業大学),影広達彦(日立中央研究所),梶田秀司(産業技術総合研究所),川田浩彦(北陽電機),塩沢恵子(アドイン研究所),塩見昌裕(ATR) ,杉浦孔明(慶應義塾大学) ,田川潤一(パナソニック(株)),竹井義法(金沢工業大学),出村公成(金沢工業大学),中川友紀子((株)アールティ),中村友昭(電気通信大学) ,福田登仁(ウェストユニティス㈱),水内郁夫(東京農工大学),山川宏(全脳アーキテクチャイニシアティブ/玉川大学脳科学研究所/電気通信大学大学院)
○変更点
8月より,委員長と副委員長について「委員長:佐野睦夫(大阪工業大学),副委員長:長井隆行(大阪大学/電気通信大学)」から「委員長:田向権(九州工業大学),副委員長:山本貴史(愛知工業大学)に変更」。
同月より委員会の活性化のために,若手委員を新たに設定した.若手委員のメンバーは以下のとおりである.
若手委員:
Keith Cardenas Valentin(創価大学),坂巻新(玉川大学),シユレスタアロク(大阪工業大学),長谷川翔一(立命館大学),水谷彰伸(九州工業大学)
3. 活動内容
2023年9月から24年8月までの活動を報告致します.
日本ロボット学会学術講演会においてインテリジェントホームロボティクスのOSを23年度も実施致しました.3セッション25件の発表があり,活発な質疑討論が行われました.
さらに,2023年度は,ロボカップジャパンオープンを全リーグが集まって滋賀で開催する事ができました.
HSRコミュニティ分科会では,ロボットの活用・情報共有・成果管理について活発に議論し,研究成果をロボカップや日本ロボット学会学術講演会で発表するなど,積極的な活動を進めています.現在,30拠点の大学や企業,約100人のコミュニティに成長しております.
ホームロボットは少子高齢化社会においてさらに重要度を増してきております.インテリジェントホームロボティクス研究会は,競技会を通じたホームロボットの研究や議論,技術向上と共有化を推進しており,今後も活動を継続したいと考えております.
3.1. 2023.9-2024.8年度活動報告
1)第40回日本ロボット学会学術講演会 OSセッション インテリジェントホームロボティクス
日時:2023年9月12-13日
会場:仙台国際センター
3セッション25件の発表があった.
2)ロボカップジャパンオープン2024
日時:2024年4月26日~29日
会場:滋賀ダイハツアリーナ
@ホームリーグを開催した.ロボカップで参加人数が最も大きなリーグとなっている.
3)HSRコミュニティ分科会活動(通年)
HSRロボットの活用・情報共有・成果管理について,オンラインで活発に議論し,活用した研究成果を,ロボカップ大会やRSJ総合大会OSセッションへ投稿するなど,積極的な活動を進めている.現在,30拠点の大学や企業,約100人のコミュニティになっている.
3.2. 活動を継続する意義
ホームロボットは今後の高齢社会において,重要な役割を担うことになる.インテリジェントホームロボティクス専門委員会は,ホームロボットに関する研究・議論を行う場であり,ロボカップ@ホームリーグやなどの競技会の活動を通じて国内外のホームロボットに関する技術の向上および,研究会活動においてホームロボット技術の共有化を行うことで,ホームロボットの実用化を目指しており,インテリジェントホームロボティクス研究専門委員会を継続する意義はある.また,若手委員を新たに立ち上げることにより,より活発的な活動を今後行っていく予定である.
3.3. 2024年度活動経過および今後の予定
研究会もしくはホームロボティクス講習会の実施
ロボット学会にてOSの実施
ロボカップ日本委員会,世界大会
HSRコミュニティ分科会活動の促進
現状で,2024年12月に研究会及び@ホームロボット講習会/コンペティションの開催を予定している.
4. 詳細活動レポート
HSRコミュニティ分科会活動
HSRロボットの活用・情報共有・成果管理について,オンラインで活発に議論し,活用した研究成果を,ロボカップ大会やRSJ総合大会OSセッションへ投稿するなど,積極的な活動を進めている.現在,30拠点の大学や企業,約100人のコミュニティになっている.