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「T-STEAM:Jr」の社会実装事前学習「社会実装例:テレバリスタプロジェクトの紹介~パイロットと開発者のクロストーク~」講演会レポート


  • 開催日時:2024年10月14日(水) 14:10~15:00
  • 場所:私立豊島岡女子学園中学校高等学校講堂
  • 対象:中学2年生の生徒
  • 参加人数:生徒260 名程度
  • 講演者:星野由紀子(川田テクノロジーズ株式会社・日本ロボット学会),藤田美佳子さん(ZOOMにて)(OriHimeパイロット)


 私立豊島岡女子学園 中学校・高等学校(東京都豊島区) が推進する「T-STEAM(豊島岡女子学園 独自の STEAM 教育プログラム) 」の授業で、社会実装例として、OriHimeパイロットのみかさんと共に、テレバリスタプロジェクトの話をしました。

 


 立派な講堂でたくさんの生徒さんが座っている前で、1時間弱の講義をさせていただきました。

 中学2年生の生徒さんたちに事前学習として、YouTubeで「バンキシャ」の動画を見てもらっていましたが、生徒のみなさんが講堂に入ってきたときに、講堂の画面いっぱいにうつるみかさんを見て「あれ、みかちゃんじゃん?!」と生徒のみなさんがざわざわしていました。

 


 今回は社会実装ということで、ロボットについてのイメージの話をしたあと、実際にニーズを持っているみかさんに、ご自分のことも含めて話をしてもらい、そこから、実際に社会実装を目指してどう展開をしているかという話をさせてもらいました。ぜひ、実際のニーズを持つ人の話をきいて、何が求められているかを知り、それを実現するにはどういう技術を使えばいいのかを考えましょうと伝えました。

 


 質疑応答では、みかさんに、バリスタをして考え方が変わったかどうかや、普段の生活についてなどの質問が来ました。いろいろと開発秘話も交えて、みかさんと掛け合いながら楽しく話をさせていただきました。各クラスから質問をもらって、盛り上がりながら、授業が終わりました。


 当日、豊島岡女子学園の担当の先生が、ZOOMの接続準備をはじめ、リモートで参加していたみかさんにも講堂の様子がわかるようにiPadの画像をつないでもらったり、スムーズに進行するために準備をしてくださり、生徒のみなさんとも交流ができました。大きな講堂でたくさんの方に話をきいてもらいましたが、このようなロボットに関わる仕事があるということを知ってもらうと共に、ニーズを持った人が仲間になってくれて一緒に開発をしていくことの大切さが伝わるといいと思います


 なお、後日、日本橋にある分身ロボットカフェを訪れて、実際にテレバリスタがコーヒーを淹れる様子を体験してくれた生徒の方がいたということをみかさんからお聞きしました。みかさんと二人でとても感激しました。


以上です。


日本ロボット学会ダイバーシティ推進委員会 星野由紀子