TCPAIシンポジウム2025報告書
東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター長
大野和則
1.イベントの概要
タイトル:TCPAIシンポジウム2025
主催:東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター
共催:日本ロボット学会データ工学ロボティクス研究専門委員会
実施の目的:
- TCPAIの研究成果周知。
- 研究の最前線で活動する若い研究者を招待講演者とし、最新動向や技術についての知見を得、聴衆との活発な質疑応答や意見交換を行う。
2.イベントの詳細
内容:各部門長他、外部招待講演者・3名、東北大学TCPAI・5名による講演と、意見交換会
- 大町真一郎(東北大・AI研究部門)
- 張山昌論(東北大・HPC/計算モジュール研究部門)
- 大野和則(東北大・フィジカル研究部門)
- 中尾光之(東北大・サービス研究部門)
- 大関洋平(東京大学)「人間らしい言語処理モデルの開発」
- 竹内孝(京都大学)「都市基盤モデルとしてのAIと社会の意思決定」
- 河原塚健人(東京大学)「基盤モデルとロボティクスの融合」
- 大林武(東北大)「地球環境変化に応答する沿岸生態系の理解に向けた長期メタゲノム解析」
- 吉仲亮(東北大)「巨大アルファベット上の文脈自由言語の学習理論」
- ウィッデヤスーリヤ ハシタ ムトゥマラ(東北大)「AIおよびビッグデータ応用のための省電力FPGAカスタムスーパーコンピューティング」
- Ranulfo Bezerra(東北大)「Transformable Production in Garment Manufacturing:Scheduling, Layout SLAM and Intuitive Management through VR System」
- 田所諭(東北大)「困難環境の課題を解決する「空間エージェント網」の研究教育」
プログラムURL:http://tcpai.tohoku.ac.jp/sympo2025/
ターゲット:研究者、企業、政府団体、地方自治体
日時:2025年6月3日(火) 13時-16時半
場所:東北大学災害科学国際研究所1階多目的ホール(オンライン配信あり)
宣伝方法:関係各所へのメール、ポスター・ホームページ、SNS(X)
その他:イベント後に講演動画を公開(公開許諾を得た講演者分のみ)
URL:http://tcpai.tohoku.ac.jp/sympo2025/movie.html
3.実施実績
来場者数:現地参加/96名,オンライン/50名,講演者・スタッフ/17名,合計/163名



左から大関先生、竹内先生、河原塚先生
4.参加者感想
- 渋滞の予測や鉄道駅の乗客数の予測など様々な社会問題解決のためのAIの社会実装につき興味深かった。(竹内先生の講演に関して)
- TCPAIの活動全体、研究内容を紹介頂き、企業ならびにマッチングを考えている者にとって、たいへん有用な機会になった。
- 様々なプロジェクトの話が聞けて方向性が理解できた。今後、より個別の詳細な研究の話を聞きたい。
5.総括と次回への課題
- 若手の外部講演者をお招きし、活気のあるシンポジウムとなった。
- コーヒーブレイク中の意見交換が活発に行われたことが良かった。
- オンライン配信の音声が悪く、オンライン参加者に迷惑をかけた。次回確認を徹底する。
- アンケートを、現地で記入してもらうようにする(今回事後メールにてアンケート依頼したが数名の回答しか得られなかった)


