日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan1972Business〈企業の研究開発〉自動車組立用にスポット溶接ロボットの大量導入はじまる
この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。
米国ビッグスリーを追うわが国自動車メーカは生産性の向上を模索していた。いち早く産業用ロボットの国産化を成し遂げた川崎重工業は、自動車会社技術陣と協力して、従来 膨大な人手作業であったスポット溶接作業のロボット化に取組み1972年、国内最初のスポット溶接ラインを納入した。
これを機に、自動車組立工程は急速にロボット化が進み、生産性・品質向上を支えに欧米メーカを猛追することになった。
この経緯を写真とともに紹介する。