日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan1995Business〈企業の研究開発〉半自動式活線作業ロボットシステム PhaseIIの開発
この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。
(株)安川電機と九州電力(株)は,架空配電設備を対象に各種作業を無停電(活線状態)で行う 活線作業ロボットシステムの開発に取組んできた。本開発は,マスタースレーブ制御を主体と したPhase I('87年初号機完成),センサ・ベース制御による動作とマスタースレーブ制御による 動作を併用する人間協調型のPhase II('92年初号機完成),そして全自動を目指すPhase IIIという 3つのステップで進めている。現在,Phase I,Phase IIは約90台が現場に配備さており, Phase IIIの研究・開発も鋭意進めている。
第1回(1996年)日本ロボット学会実用化技術賞受賞