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日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan2011Business〈企業の研究開発〉遠隔コミュニケーション支援ロボット


この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。

病院、施設スタッフの本来業務以外の負荷が大きな負担となっています。そこでこれまで弊社で開発してきたHOSPIの「自律移動技術」と、パナソニックの「映像コミュニケーション技術」の融合により、新しい遠隔コミュニケーション・ソリューションを実現し、 ロボットがスタッフの業務を代行、スタッフの負荷軽減で、本来業務の時間創出、そして患者へのケアUP、業務効率UPを図ることを目指し、開発されました。また、遠隔コミュニケーションにより、その場へ行くことなく、離れた場所の介護師や家族と会話することが可能です。例えば、以下のような利用シーンを想定しています。

-お使い
入院患者さんに代わって売店へお使い。これまでは患者さんがわざわざ売店へ行く必要があり、面倒、危険という問題がありました。もし、患者さんが行けないときは、看護師が持ち場を離れてまで代行していました。

-メッセンジャー
スタッフ(医者、看護師など)に代わって色々なものを届けます

-見守り
看護師、警備員に代わって見回りをします。ロボットからのカメラ画像をナースステーション、警備室へ配信します

-遠隔介護
人手の足りない施設でも、介護士がRimoを使って遠隔巡回、毎日の対話と介護サービスを実施します。

-テレ面会
孤独になりがちな入院生活も、Rimoを介して手軽に家族と対話、家族の毎日の移動負担を軽減します。