SEARCH
MENU

日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan1976Manipulation〈マニピュレーション〉マニピュレータの運動成分の一般的分解とその制御


高瀬 國克電子技術総合研究所

この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。

それまでの位置制御ベースを脱却し,マニピュレータの関節トルク制御に基づく一般的な動作制御方式を与え,作業に応じた自由度構成と各自由度のマルチモードなサーボ制御を実現した。その特徴は次の通り。
  1. 環境に一部拘束された動作と環境に与える力を一般的形式で自在に制御できる。
  2. 数式モデルに基づく非線形項のフィードバック補償と慣性効果の正規化(Resolved Acceleration Methodと等価)により大域的に独立無干渉の安定な多自由度制御系を構築できる。
  3. マイコンなどにより制御系を容易にインプリメントできる。
この制御方式に基づいて,2本の腕で鋸,ドリル,ハンマー等種々の道具を用い木工作業を実行することのできるロボットカーペンターを開発した。 1977年 計測自動制御学会論文賞受賞
写真 木工作業ができるロボットカーペンタ
写真 木工作業ができるロボットカーペンタ

動画


対応論文


高瀬 國克:マニピュレータの運動成分の一般的分解とその制御

計測自動制御学会論文集,第12巻3号,pp.300-306,1976.
(リンク先:https://www.jstage.jst.go.jp/article/sicetr1965/12/3/12_3_300/_pdf)

関連論文


[1]高瀬,井上:クラッチサーボを用いたロボットの腕,バイオメカニズム2(東大出版会),pp.143-153,1973

[2]井上,高瀬:ソフトウエア・サーボによる作業向き自由度の構成,情報処理学会マン・マシン・システム研究会資料,pp.15-20,1975

[3] K.Takase: Task-Oriented Variable Control of Manipulator and Its Software Servoing System, Proc.of IFAC Sympo.on Information -Control in Manufacturing, pp.139-145 ,1977

[4] K.Takase: Skill of Intelligent Robot, Proc of 6th Conf.on Artificial Intelligence, pp.1095-1100 ,1979