The 28th IEEE International Conference on Robot and Human Interactive Communication (RO-MAN 2019)
主 催:IEEE RAS, RSJ, KROS
日 時:2019年10月14日~10月17日
会 場:Le Meridien,ニューデリー,インド
インドでの初開催となるRO-MANは2019年10月14日から4日間の日程で,ニューデリーにおいて開催された.発表研究は計204件 (Oral presentation 120件,Special session 30件,LBR 15件,Posters 39件).投稿数は295件(Regular papers 237件,Special session 41件,LBR 17件)で、採択率は69%(Oral presentation 50%)であった.また,計13件のWorkshopが開催された.
開催期間中には,Dr. Rachid Alamiによる「On Human-Robot Joint Action」,Prof. Dinesh Manochaによる「Autonomous Driving: Simulation and Navigation」,Prof. Marcelo H Ang Jr.による「Intelligent Robotics for Quality Living for All」の3件のPlenary talksがあった.
大会のテーマが「Responsible Robotics and AI for the Real World」ということもあり,深層学習を始めとする近年のAI技術との関わりに興味を持つ参加者が多い印象を受けた.また,インド初開催も手伝って,多くの地元メディアが取材に訪れており,注目の高さが伺えた.
RSJとKROSがスポンサーとなっている「RSJ/KROS Distinguished Interdisciplinary Research Award」は,ポルトガルINESC-IDのFilipa Correia氏らによる「Walk the Talk! Exploring (Mis)Alignment of Words and Deeds by Robotic Teammates in a Public Goods Game」が受賞した.
また,RSJ国際担当理事の稲邑らがゲストエディターとなり,今回のRO-MANにおける優れた論文発表をベースにAdvanced Robotics誌にてSpecial Issue(投稿〆切:2019年12月31日)が予定されている.
RO-MAN 2020は2020年8月31日~9月4日の日程で,イタリア,ナポリでの開催の予定である.今回の国別の投稿数では日本は3位であった.昨年度までは日本が投稿数1位であったことから,来年度の奮起に期待したい.
最後に,RO-MAN 2019を成功に導いた立役者であるGeneral Co-ChairsのAmit Kumar Pandey, Santanu ChaudhuryをはじめとするOrganizing committeeメンバーに感謝の意を表する.
会場の様子
(田中 文英 筑波大学
稲邑 哲也 国立情報学研究所/総合研究大学院大学)