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学生編集委員会の活動報告第8回:ダイジェスト「義足ユーザによる義足ユーザのためのロボット義足開発 BionicM 株式会社 代表取締役社長 孫小軍 氏」


 

学生編集委員会の東京地区中央大学チームではBionicM 株式会社の代表取締役社長である孫小軍氏にインタビューを行った(取材日:2022年6月24日).BionicM 株式会社は,全ての人々のモビリティの発展をリードするため,義足がアクチュエータを有するロボット義足を開発している.開発したロボット義足は,世界最高峰のデザイン賞の一つである2020年度「Red Dot Award」デザインコンセプト部門において「Luminary(ルミナリー)」を受賞するなど,世界的にも輝かしい活躍を続けている.本編はロボット学会誌2022年12月号に掲載されており,要チェックだ.


孫氏は幼少期に右足を切断し,ご自身も義足を使用する義足ユーザである.ユーザかつ開発者であるという点から,健常者では気づかないような義足に関する課題を見出しているが,これらを知ることは義手・義足の研究分野の活性化につながるはずだ.また,開発過程における課題への対処方法や論理的な思考方法,姿勢を参考にすることは,学生や若手研究者にとって重要なことである.


今回のインタビューでは,ロボット義足の開発に至った経緯や開発における課題・工夫,そして他業界の研究者や研究をする学生に対する想いを語っていただいた.ロボット義足の技術に加え,孫氏の熱い想いは見逃せない.


日本ロボット学会 学生編集委員
石井優丞