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日本ロボット学会誌44巻3号「未来のロボ學を担う人材育成 ~ロボット学会における教育事業,ダイバーシティ推進事業の紹介~」


 

「未来のロボ學を担う人材育成 ~ロボット学会における教育事業,ダイバーシティ推進事業の紹介~」について

日本ロボット学会誌44巻3号「未来のロボ學を担う人材育成 ~ロボット学会における教育事業,ダイバーシティ推進事業の紹介~」
 

【解説】


 

本特集「未来のロボ學を担う人材育成 ~ロボット学会における教育事業,ダイバーシティ推進事業の紹介~」では,日本ロボット学会が取り組む初等・中等教育向け活動に加え,学会内のダイバーシティ推進委員会による人材育成の取り組みを幅広く紹介する.
初等・中等教育向け事業としては,2023年に設置された教育事業計画委員会が中心となって進めているU18 Robotics Forum(2024年より開始)を取り上げる.フォーラムでは,高校や高専を含む幅広い団体が参加し,ロボットコンテストや探究学習,社会実装を意識した取り組みなど,多様な学習成果が共有されてきている.また,本特集では,愛知県立刈谷工科高校,神戸市立科学技術高校,愛知県立愛知総合工科高校の実践例や,最優秀賞を受賞した高校生による寄稿も掲載しており,将来的にこのような実践報告がより広く増えていくことを期待したい.
ダイバーシティの観点では,ダイバーシティ推進委員会による女子中高生向けロボット工学イベントおよび女性研究者による教育活動を紹介する.併せて,八戸高専「ろぼっと娘」の活動を通じて進学を決意した卒業生の声を取り上げ,活動が生徒のロールモデル形成やキャリア意識に寄与している点も示している.
さらに,ロボットを活用した教育は従来のロボコンのみの形態から進化し,競技会を核とした産学連携による人材育成まで広がりつつある.本特集では,こうした動向についても紹介し,教育現場と産業界が連携した新たな育成モデルの重要性を示した.
本特集号が,ロボットを教育に活用するだけでなく,広くロボ學を支える人材をいかに育成し,将来にわたってこの分野を活性化していくかを考える契機となれば幸いである.(大原賢一 名城大学)