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日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan1973Business〈企業の研究開発〉国内初 全電気式垂直多関節型ロボット「MOTOMAN」一号機の出荷


この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。

(株)安川電機(当時(株)安川電機製作所)は、1973年に開発した全電気式のロボットに改良を重ね、1977年に国内では初めて全電気式の垂直多関節型ロボット「MOTOMAN」の一号機を、自動車部品メーカ向けに出荷した。
  • 当時主流であった円筒または極座標型に代わり垂直多関節型を採用することにより、小形・高速で動作範囲の大きい、生産ラインに設置しやすいデザインを実現した。
  • 対象作業としてアーク溶接作業に焦点を合わせ、高精度と安定した滑らかな動きを実現した。
以来24年間に(株)安川電機は、ロボットの性能向上と、対象作業の拡大に伴う機種の拡大をはかり、2001年6月14日には「MOTOMAN」累計出荷台数が7万台を突破した。
MOTOMAN
MOTOMAN

対応論文


松元、久良、仁尾、藤井、鈴木:産業用ロボットMotoman-L,(PDF, 1.43MB)

安川電機、通巻第161号Vol.42 No.3、pp.184-193、1978

関連論文


[1]重久、久家、川井:産業用ロボットMotoman-L10(Gタイプ)、安川電機、通巻第172号 Vol.45 No.3、pp.172-176、19817.

[2]久良、鈴木:産業用ロボットMotomanの腕の制御、安川電機、通巻第177号 Vol.46 No.4、pp.349-352、1982