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日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan1996Business〈企業の研究開発〉歩行訓練機・歩行支援機


藤江 正克(株)日立製作所
根本 泰弘(株)日立製作所
竹内 郁雄(株)日立製作所
小関 篤志(株)日立製作所
酒井 昭彦(株)日立製作所
服部 静子(株)日立製作所
谷 知之(株)日立製作所
柄川 索(株)日立製作所

この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。

高齢者の歩行を支援することを目的に,歩行が困難な人のリハビリテーションを行う歩行訓練機と日常生活での歩行介助を行う歩行支援機を開発した。
歩行訓練機:
  1. 2本ベルト歩行面と電動身体介助機構を有する歩行訓練機を開発した。
  2. 歩行訓練による回復データの定量化とバーチャルリアリティを活用した訓練意欲向上を実現した。
歩行支援機:
  1. 使用者の起立・歩行・着座を安全にパワーアシストするシステムを開発した。
  2. 装置の機械特性としての粘性抵抗や慣性等を仮想的に変更することにより幅広い症状の使用者の歩行支援を実現した。
なお,歩行訓練機の開発は(社)シルバーサービス振興会の委託研究で,歩行支援機の開発はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託研究で実施されたものである。
1995年度 科学技術庁の注目発明に選定
第4回(1999年度)日本ロボット学会実用化技術賞受賞
1999年度 日本機械学会賞(技術)受賞
写真1 歩行訓練機PW-1
写真1 歩行訓練機PW-1
写真2 歩行訓練機PW-10
写真2 歩行訓練機PW-10
写真3 歩行支援機
写真3 歩行支援機