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日本のロボット研究の歩みHistory of Robotics Research and Development of Japan1998Business〈企業の研究開発〉人とビーチボールを打ち合うロボット


辰野 恭市(株)東芝
佐藤 広和(株)東芝
橋本 英昭(株)東芝
尾崎 文夫(株)東芝
大明 準冶(株)東芝
小川 秀樹(株)東芝
植之原 道宏(株)東芝
吉見 卓(株)東芝
浅利 幸生(株)東芝
前田 勝宏(株)東芝
番場 弘行(株)東芝(現アオバ産業)
中井 宏章(株)東芝
谷口 恭弘(株)東芝
田中 英治(株)東芝
舘森 三慶(株)東芝
石川 実(株)東芝
岡田 敏(株)東芝

この論文は、ロボット研究開発アーカイブ「日本のロボット研究開発の歩み」掲載論文です。

家庭や病院で作業をするお手伝いさんロボットや介護ロボットのように,人と共存するロボットに必要な機能(音声による指示で動くためのタスクプラニング,作業対象物がどこにあっても作業ができるためのビジュアルフィードバック,人や物と接触して動作するためのコンプラインアス制御など)を盛り込んで,人とビーチボールをするロボットシステムを構築した。
「赤いボールを取れ」と音声で作業を指示すると,音声認識し,作業をするためのアーム移動命令を作成してボールを拾い,ボールの3次元位置から飛行曲線を推定して,推定打点に移動して,人とビーチボールを打ち合う。この時,ステレオカメラにより1/60秒毎にボールの位置を計測しながら,ビジュアルフィードバックでアームを制御している。
また,アームをコンプランス制御して,人と柔らかく握手する。

動画


対応論文


辰野 恭市:人とビーチボールを打ち合うロボット,(PDF, 587KB)

日本ロボット学会誌,Vol.18,No.5, pp.721-727 (2000)

関連論文


[1] 辰野:人とビーチボールを打つロボット,電気学会雑誌,Vol.118, No.1, PP.17-20(1998)

[2] 辰野ほか:東芝のビーチバレーボールロボットー人と共存するロボットを目指してー,システム/制御/情報,Vol.42, No.4, pp.203-209(1998)

[3] H.Nakai et. al.: A Volleyball Playing Robot, Proceedings of 1998 IEEE Robotoics and Automation, pp.1083-1089(1998)