日本ロボット学会 会誌編集委員会 永谷圭司
2019年9月6日の12時より,日本ロボット学会学術講演会 2019にて,表題のランチョンセミナーを実施しました.このセミナーでは,有限会社 サット・システムズより,非常に美味しいカレー弁当が提供され,準備した100個のお弁当は,全て配られました.
さて,本ランチョンセミナーでは,浅田会長から学会誌に関する現状が説明された後,前半には,日本ロボット学会が発行している2つの論文誌(日本ロボット学会誌とAdvanced Robotics)の担当者より,それぞれの雑誌における論文投稿の仕組みと特徴,査読プロセスの概要が紹介されました.発表に利用した資料につきましては,以下のリンクからダウンロードできます.
- ランチョンセミナー:論文投稿の勧め+新企画「みんなで模擬査読」(まとめ版)
- 和文誌の動向について
- 欧文誌の動向について/ARの投稿の勧め
- 日本ロボット学会和文誌の投稿の勧めと査読の流れ(要素分野)
- 日本ロボット学会和文誌の投稿の勧めと査読の流れ(システム設計・構築分野)
- 日本ロボット学会和文誌の投稿の勧めと査読の流れ(人材育成・社会分野)
- 日本ロボット学会和文誌 実証実験分野の特徴
セミナー後半では,新しい試みとして,「みんなで模擬査読」を実施いたしました.オーガナイザが準備した「良くない論文」(架空の執筆です)に対し,10分程度で参加者全員に査読を行ってもらい,その論文の何が良くないのかという点について,会場の皆さんより意見を頂きました.論文には,様々な「良くない記述」を仕込み,ちょっとやり過ぎた感もありましたが,会場の皆さんからしっかりと指摘して頂き,論文作成者としては,大変喜んでおります.
最後に,このセミナーを通じ,「査読プロセスや査読者の気持ちを追体験し,日本ロボット学会誌に通る論文を投稿して頂く」という当初目的が,少しでも前に進めることができたとしたら,大変嬉しく思います.