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活動報告2023:災害対応ロボティクス委員会


 災害対応ロボティクス委員会の活動概要は、災害に関連する56学協会が参加する防災学術連携体のメンバー学会としてロボット学のプレゼンスを示すとともに、他学協会との連携を検討することである。具体的には、これまでに検討してきた日本災害医学会との連携を具体化し実行する。また、学術講演会における日本災害医学会とのジョイントセッションなどの企画を検討する。なお、日本災害医学会内にも「日本ロボット学会との医工連携委員会」が立ち上げられている。
 災害対応ロボティクス委員会の2023年の活動は、日本災害医学会側の委員会と合同で、オンラインでの委員会(以下、合同委員会)を10月31日(17:00~18:00)に開催したことである。参加者は、日本災害医学会「日本ロボット学会との医工連携委員会」より8名、日本ロボット学会「災害対応ロボティクス委員会」からは6名が参加した。
 合同委員会では、始めに双方の委員会の趣意と発足までの流れが共有された後、双方の各委員からの自己紹介(所属、専門分野など)が行われた。
 次に自由討論として、医学側のニーズと、ロボット側のシーズという観点から意見交換が行われた。ロボットの応用先や医工連携に関する有益な情報が数々挙げられ、今後の連携に資する議論が行えた。
 最後に、今後の方針について議論した。議会の開催時期や情報共有方法について決定し、相互理解という観点から、日本災害医学会の総会・学術集会と日本ロボット学会学術講演会があることが双方に紹介された。
 以上のように、2023年は、双方の学会内での委員会発足後初めての合同委員会を開催し、災害医療へのロボットの適用可能性に関する意見交換や今後の方針についての議論を通して、今後の連携強化のための礎を築くことができた。


2023年12月28日
災害対応ロボティクス委員会 委員長 松野文俊
幹事 佐藤徳孝