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Girls Unlimited Program特別講演「ロボットがコーヒーを入れました」報告


日本ロボット学会ダイバーシティ推進委員会 星野由紀子

 

  • 開催日時:2024年1月19日(金) 19:30~20:30
  • 場所:オンライン
  • 対象:女子中高生を中心に、保護者、教育関係者など
  • 参加人数:40名程度


Girls Unlimited Programの並木代表理事よりお話をいただき、女子中高生向けに将来の選択肢を示すということを目的に、現在行っている仕事と1つのサンプルとしてこれまでの人生の歩みについてお話をさせていただきました。

 

まず、導入として、どのようなロボットをみんなが想像しますか?という話から始めました。そして、現在行っている仕事として、オリィ研究所と共同研究開発を行っているテレバリスタプロジェクトについて話をしました。ロボット技術を用いて自宅からコーヒーを淹れるというプロジェクトですが、実際に使っている方のインタビューの動画等も交えながら、技術がどのような形で役に立てるのかの一例を示しました。

 

また、これまでの歩みについては、幼少期よりロボットに興味を持ち、大学で専門分野として学んで実際に仕事にするまでを話しました。岐路になるようなところでどのような選択を重ねて今にいたっているのか、何がきっかけでこの仕事を選んだのかというあたりを女子中高生の方がイメージしやすいようにお話しました。


質疑応答では、並木理事と話をしながら、事前にいただいた質問やコメント欄に入れていただいた質問に適宜お答えするという形で進めました。みなさんからは、特にどのような困難があったか、また、そのような困難にあたったときにどのように打開したのか、挫折があったのかといった、人生の歩みに関する質問が来ました。私の場合は、ということで、とにかく落ち込んでもいいので、そのあとにそこにとどまらずにまずはどこかへ進み続けることということをメッセージとさせていただきました。また、並木先生が実際に、プロジェクトの現場である分身ロボットカフェに行かれた話などもしていただき、みなさんにぜひ一度見に行くように薦めてくださいました。


この講演で少しでも多くの方が将来をイメージし、さらにはロボットもその選択肢の一つとなるとよいと思っています。


なお、本特別講演は、一般社団法人Girls Unlimited Programと日本ロボット学会の共催で実施されました。


以上です。